ソマリアが蝗害(こうがい)で「国家非常事態宣言」バッタ大量発生で甚大なダメージ【閲覧注意】

ケニア・サンブル地方のアーチャーズポストに近い村に襲来したバッタの大群(2020年1月22日撮影、資料写真)AFPBB News

ソマリア政府は2月2日、蝗害(こうがい)の影響により「国家非常事態」を宣言しました。

アフリカ北東部諸国にバッタの大群が襲来していて、農作物を短時間で食べ尽くすなど食糧危機をもたらしています。

放置すれば6月にはバッタの個体数が500倍に拡大する恐れがあり対応が急がれます。

 

時間がない人向け『簡潔に完結』な記事要約

「時間がない、要点だけ知りたい」そんな方に向けた本記事の超要約です。

 

  • ソマリアが蝗害(こうがい)で「国家非常事態」を宣言
  • 蝗害(こうがい)とは「バッタが大量発生」する災害
  • バッタの大群が農作物などを短時間で食べ尽くしてしまい、食糧不足に陥る
  • 放置すれば6月にはバッタの個体数が500倍に拡大する恐れがある
  • アフリカ各地で発生、エチオピアとソマリアでは過去25年間、ケニアでは過去70年間で最悪と言われる

 

【概要】ソマリアが蝗害(こうがい)で「国家非常事態」を宣言

各社メディアにより報道されていて、以下のように報じられています。

 

▼記事によると…

  • ソマリア政府は2日、「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれるアフリカ北東部諸国にバッタの大群が襲来していることを受け、国家非常事態を宣言した。
  • バッタの大発生をめぐっては、世界で最も貧しい国の一つである同国の食料供給を壊滅させている。
  • 同国の農務省は、「ソマリアの脆弱(ぜいじゃく)な食料の安全保障情勢に重大な脅威をもたらすサバクトビバッタの大発生の現状から、国家非常事態を宣言した」と発表。

  • さらに「人々とその家畜の食料源が危険にさらされている」「サバクトビバッタの大群は異常なほど大規模で、膨大な量の穀物や飼料を食べ尽くしている」と付け加えた。

  • この地域では初めてとなるソマリアの非常事態宣言は、蝗害(こうがい)対策を国家的規模で取り組むことを目指すもの。

  • 国連(UN)食糧農業機関(FAO)によると、ソマリアでは過去25年間で最悪の蝗害(こうがい)となっている。

引用:AFP=時事 [2/2(日) 21:11配信]
<https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200202-00000035-jij_afp-int>

 

対応を怠れば6月には個体数は500倍に増加する

エチオピアとソマリアでは過去25年間、ケニアでは過去70年間で最悪の蝗害(こうがい)と言われています。

専門家の試算では放置すれば「6月にはバッタの個体数は500倍に拡大する」恐れがあると言います。

 

このような危機的な状況で「国家非常事態」を宣言するまでに至りました。

 

▼記事によると…

  • アフリカ東部各地を襲っているバッタの大群について、専門家らは24日、気候の極端化が元凶で、干ばつと大洪水から立ち直れていない同地域に壊滅的な被害をもたらす恐れがあると指摘した。

  • バッタ大量発生の原因は、インド洋西部の海面温度が上昇する「インド洋ダイポールモード現象(IOD) 」という気候変動現象だ。IODは、森林火災やひょう、砂嵐といった異常気象に見舞われているオーストラリアに深刻な干ばつをもたらした。

  • バッタの大群はエチオピアとソマリアで発生し、ケニアに拡散。国連(UN)食糧農業機関(FAO)によると、エチオピアとソマリアでは過去25年間、ケニアでは過去70年間で最悪の蝗害(こうがい)となった。

  • 放置すれば、バッタの数は6月までに500倍に増大し、ウガンダと南スーダンに拡散する恐れがある。

  • ケニアを拠点に食糧安全保障と栄養に関する取り組みを行うNGOによると、アフリカ東部は既に深刻な食糧不足となっており、1900万人超が急性的な飢餓状態にある。

  • さらに、植え付け時期と雨期が始まる3月ごろまでにバッタを制圧できない場合、次の作物も食い荒らされる恐れがある。

引用:AFPBB News [2020年1月25日 10:44]
<https://www.afpbb.com/articles/-/3265090?cx_part=p1link>

 

蝗害(こうがい)の様子:バッタ大量発生の画像【閲覧注意】

ニュースのソース元となる「AFPBB News」に掲載されている蝗害(こうがい)の様子を紹介します。

バッタの大群だ撮影された画像なので閲覧注意です。

 

 

蝗害(こうがい)とは?どんな対策・対応を行うのか?

蝗害(こうがい)について、どのような災害で、どんな影響を及ぼすのか。

またどのような対策がとられるのかを解説します。

 

蝗害(こうがい)について

アフリカをはじめとする世界各地に壊滅的被害を及ぼす「蝗害(こうがい)」とは、どのような現象なのでしょうか。

 

簡単に言うと「バッタが大量発生して、農作物などを短時間で食べ尽くしてしまう」災害のことです。

被害地域では食糧不足に陥り飢饉(ききん)をもたらし、餓死や周辺地域の争いの原因となります。

 

蝗害(こうがい、英: Locust plague)は、トノサマバッタなど相変異を起こす一部のバッタ類の大量発生による災害のこと。

蝗害を起こすバッタを飛蝗、トビバッタ、ワタリバッタ(英語では「locust」)という。また、飛蝗の群生行動を飛蝗現象と呼ぶ。飛蝗現象下にあるワタリバッタの群れが航空機の飛行を妨げる場合すらある。

群生行動をしているバッタは、水稲や畑作作物などに限らず、全ての草本類(紙や綿などの植物由来の製品にまで被害が及ぶ)を短時間のうちに食べ尽くしてしまう。当然、被害地域の食糧生産はできなくなるため、住民の間に食糧不足や飢饉をもたらす事が多い。また、大発生したバッタは大量の卵を産むため、数年連続して発生するのが特徴である。日本を含む大抵の国では、殺虫剤の普及により過去のものとなっているが、アフリカ諸国など国土が広大で組織的な駆虫が難しい地域では、現在も局地的に発生し大きな被害を出している。

日本での発生は稀なため、漢語の「蝗」に誤って「いなご」の訓があてられたが、水田などに生息するイナゴ類が蝗害を起こすことはない。

引用:ウィキペディア

 

蝗害(こうがい)の対策・対応について

 

対応について

世界各国で発生している蝗害(こうがい)対策は国連の関連機関「国際連合食糧農業機関(FAO)」が主に行っています。

日本政府も被害国に対しては無償資金援助を何度も行っているようです。

 

ただし被害国の多くは発展途上国や内政が不安定な国のため対策が困難なのが現状のようです。

 

世界で発生するバッタ対策は国際連合食糧農業機関(FAO)などが行っている。

現在、蝗害が大きな問題となっているのはアフリカ中部・北部、アラビア半島、中近東、アフガニスタンなどである。これらの地域で発生するバッタ対策は、ローマにあるFAOの機関、サバクバッタ情報サービス(Desert Locust Information Service, DLIS)を中心に行われている。DLISでは人工衛星に搭載されたMODISの降水情報などを利用して、天候、環境、分布状況を日々モニターすることで、6週間先までのバッタの分布を予想している。

FAOは蝗害が予想される国に対して情報と対策技術の教育を実施し、関係機関に資金援助を要請している。日本政府も被害国に対して度々無償資金援助を行っている。

バッタの活動範囲は1,600万から3,000万平方キロメートルと非常に広く、多数の人員が必要となる。アフリカではモーリタニアのように国立の研究所が設立された国もあるが、多くは発展途上国であったり内政が混乱している国であるため、政府がバッタの監視や対策をすることが非常に困難である。

引用:ウィキペディア

 

対策について

蝗害(こうがい)が発生した(バッタが成虫になった)後では駆除が困難になります。

そのため、バッタが幼虫の間に駆除する必要があります。

 

具体的な対応策としては「殺虫剤の散布」のようです。

殺虫剤は広範囲に撒く必要があり、人体や環境への影響も懸念されていますが、バッタ被害と比較して実施されます。

要はバッタ被害で食糧不足を招くよりも人的・環境的被害の方がましだということです。

 

バッタ対策としては、小規模な発生が起こった次の世代の発生を防ぐことが重要である。バッタが卵の時期には殺虫剤の効果が薄く、一方、成虫となって飛翔できるようになってからの駆除は困難なので、幼虫の内の駆除が必要である。そのため、まずは産卵地データの収集から始まる。

幼虫の駆除に対して、FAOは機械的な除去、農薬を使っての除去の2つを併用して対策している。例えばアフガニスタンで2005年5月に行われた作戦では、21,000ヘクタールは機械で除去、81,000ヘクタールは合成ピレスロイドを使っての化学的駆除を行っている。

殺虫剤は広範囲に撒かれるため、人体や環境への影響も十分に考慮する必要がある。これらへの影響を完全にゼロにすることは困難で、通常はバッタの被害と比較しての実施がなされる。

現在主に使われているのは、超低量散布 (Ultra-Low Volume) という技術である。車両搭載された空中噴霧器を使ってバッタの移動予想地点に濃厚な殺虫剤が少量散布され、バッタが殺虫剤の付いた餌を食べたり上を歩いたりすることで死亡する。この技術は各国の政府機関の要請を受けた東アフリカ移動性バッタ防除機構(Desert Locust Control Organisation for East Africa, DLCO-EA)などによって実施される。

引用:ウィキペディア

 

ネットの反応(Twitter・ヤフコメ)

ソマリアの蝗害(こうがい)についてのネット上でコメントを一部紹介します。

 

とある男性
山火事、新型ウィルス、バッタの大群

人間なんて大自然の前ではあまりに小さくて無力だと考えさせられる。

今世界各国で異常事態が頻発しています。誰々が不倫しただの、番組を降板しただのと呑気な事を言ってる場合ではないと思います。日本の情報提供はおかしいです。
とある女性
とある…輩⁉
ソマリアはバッタがいなくても既に非常事態だけどな!

 

サバクトビバッタは個体密度が高くなり過ぎると腹が小さく、翅と脚が大きくなり長距離移動に適した体に変わります。このような大移動は食料に多い場所に行くためではなく、もたもたしていると後ろから来た同種に食われるからだそうですよ。
対策も予想も出来ない天災ですので非常に恐れられています。
とある男性
とある女性
ちょっと!写真見たけどバッタってあんなに大きくなるの?
あんなのに襲来されたらパニックになるよ。食用として見るなら大きいほど良いのかな?
でも、形を変えないと食べたくはないかな。
昔から起こっていることであるが、「異常気象」とか「温暖化」とかと絡めた、何の根拠もない報道に注意したい。
とある…輩⁉

 

とある男性
本当に可哀そうですね。貧困なのに、貴重な農作物は野生の害虫に食い尽くされ、国内は内乱状態でいつ命が奪われるかもしれないなんて。

地政学的にアフリカはやはり危険な地域ではないでしょうか。

世界から救援物資が届いても、例のごとく、一部の権力者が我がままな行動を起こし、独占転売などで占有。本当に生死をさまよってる貧困住民には回らない事は公然の秘密。

穀物や葉物がなくなると植物繊維でできた服や木の柱なんかも齧るって聞く。
さらに蝗害を引き起こすバッタは食用にならないとか…。ほんと災厄って感じ。
とある女性
とある…輩⁉
バッタで非常事態宣言を即効発令
コロナウィルスでは経過観察からの宣言
なんかおかしなことばかり。

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