Aether(エーテル)の日本再上陸
2025年5月9日(金)、フランス発のニッチフレグランスブランド「Aether(エーテル)」が日本に再上陸します。これに先駆けて、4月24日(木)より「NOSE SHOP ONE FUKUOKA」での先行販売がスタート。Aetherは、合成香料を基にした革新的な香水を展開しており、全7種のオードパルファムがラインアップされています。
モダンパフューマリーの再定義
Aetherは、香りを分子レベルで“脱構築”することにより、モダンパフューマリーの本質を探求しています。代表的な香料には、合成香料のアイコン「イソ イー スーパー」や「アンブロキサン」が使用され、現代における香りの可能性を示しています。このブランドの特徴は、合成香料を主軸にしながらも、天然香料の使用にも柔軟である点です。
創業者の背景とブランドの哲学
Aetherの創設者であるニコラ・シャボは、伝説的フレグランスブランド「Le Galion」を復活させたことで知られています。彼は、自然派香水の隆盛に対抗する形で、合成香料を基盤にしたブランドの必要性を感じ、Aetherを立ち上げました。ブランド名の「エーテル」は、古代ラテン語で純粋な空気を意味し、抽象的でミニマルなアプローチを体現しています。
新しいボトルデザイン
2024年には、伝説的香水瓶デザイナーの孫、ジュール・ディナンが新しいボトルデザインを手掛け、洗練された美しさを兼ね備えたデザインに刷新されました。ボトルは、光と視線で戯れるオブジェとしての役割を果たし、どの角度から見ても新しい表情を見せるように工夫されています。
ラインアップの詳細
Aetherの香水は全7種で、各50mlのオードパルファムが16,500円(税込)で販売されます。以下がそのラインアップです:
- スーパー:イソイースーパーを90%使用し、フルーティーでウッディな香り。
- エクストリーム:高濃度のアンブロキサンを使用した官能的な香り。
- ウルトラ:アルデヒド分子を中心にしたメタリックなローズの香り。
- エクストラ:クリーミーなサンダルウッドを使用したラブポーションのような香り。
- フローラ:ネロリやアイリスをブレンドした優しい香り。
- ソーラー:夏を意識したココナッツとバニラの香り。
- シュガー:甘く香ばしいグルマン系の香り。
まとめ
Aetherの香水は、現代の香りの可能性を追求し、合成香料と天然香料の融合によって新しい香りの体験を提供します。モダンパフューマリーの本質を探るこの試みは、香水愛好家だけでなく、香りに興味を持つすべての人々に新たな発見をもたらすことでしょう。