旭化成株式会社が「内閣総理大臣感謝状」を受賞
旭化成株式会社は、経済産業省特許庁が主催する「令和7年度 知的財産権制度活用優良企業等表彰」で、産業財産権制度普及発展特別功労企業として「内閣総理大臣感謝状」を受賞しました。この表彰は、知的財産権制度を有効活用し、企業の発展に貢献した企業に贈られるもので、特に今年は専売特許条例の公布から140周年という節目の年にあたります。
受賞のポイントは、IPランドスケープ(IPL)を活用した先進的な取り組みです。2022年から中期経営計画のテーマとして「無形資産の最大活用」を掲げ、IPLを通じた知財の活用に力を入れてきました。さらに、企業の戦略構築や新事業創出を目指し、「知財インテリジェンス室」を設置し、経営層の意思決定を支援しています。
社長の工藤幸四郎氏は、「内閣総理大臣感謝状を受賞できたことは光栄で、知的財産を中心とした無形資産の活用が事業ポートフォリオの変革に必要不可欠である」と述べています。この発言は、知的財産が企業の成長においてどれほど重要な役割を果たしているかを示しています。
旭化成は、社内の知財経営を推進するだけでなく、業界全体への普及にも努めています。特に、IPL推進協議会の設立を主導し、現在100社以上の企業と連携してIPLの普及と発展に取り組んでいることが評価されています。
今後も旭化成は、知的財産の効果的な活用を通じて、企業価値の向上を目指し続ける方針です。知的財産が企業の競争力を強化する重要な資源であることを再認識した受賞となりました。