札幌で60代男性がSNS詐欺で4億円超の被害

札幌で60代男性がSNS詐欺で4億円超の被害

札幌で60代男性、SNS詐欺により4億円以上の被害を受ける

北海道警札幌東署は、札幌市内に住む60代の男性がSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を通じて知り合った女性からの誘いに乗り、暗号資産への投資詐欺で4億600万円を騙し取られたと発表しました。この事件は、SNSを利用した詐欺の新たな形態を浮き彫りにし、特に高齢者を狙った犯罪が増加していることを示しています。

SNSを介した投資勧誘の手口

この男性は、SNSで出会った女性から暗号資産への投資を持ちかけられました。最初は、少額の投資から始めることを勧められ、女性は投資がいかに魅力的で利益を生むものであるかを説得しました。男性はその言葉を信じ、次第に多額の資金を投入するようになりました。 詐欺師は巧妙に信頼を築くため、定期的に連絡を取り、投資の利益が上がっていると報告するなど、心理的なテクニックを駆使しました。男性は彼女に対する信頼を深め、最終的には自己の資産をほとんどすべて投入することになったのです。

暗号資産詐欺の広がりと対策の必要性

最近、暗号資産を利用した詐欺は急増しています。特に、SNSを通じての投資勧誘は、身近な人間関係を利用するため、被害者はなかなか疑いを持たない傾向があります。専門家によると、暗号資産の取引は未だに規制が不十分であり、その特性を悪用する詐欺が横行しているため、利用者には注意が必要です。 警察は、こうしたSNS詐欺に対する啓発活動を強化しており、特に高齢者向けに注意喚起を行っています。詐欺の手口を知り、冷静に判断することが重要です。

被害を未然に防ぐために

個人が被害を防ぐためには、まずは不審な投資話には慎重になることが求められます。特に、SNSで知り合った相手からの投資勧誘には十分な警戒が必要です。信頼できる情報源からの確認や、専門家の意見を仰ぐことで、詐欺行為に巻き込まれるリスクを減少させることができます。 また、周囲の人々と情報を共有し、共に注意を促し合うことも効果的です。詐欺の手口は日々進化しており、常に新たな情報をキャッチアップする努力が求められます。

まとめ

札幌市で発生した60代男性のSNS詐欺事件は、暗号資産を利用した詐欺の新たな側面を浮き彫りにしました。被害額は4億600万円に上り、特に高齢者に対する詐欺の危険性が高まっていることを再認識させられます。SNSを介した投資勧誘には警戒が必要であり、個人が自衛するための知識と行動が重要です。警察の啓発活動にも注目し、周囲と情報を共有することで、被害を未然に防ぎましょう。

出典: 北海道警察本部=貝塚太一撮影

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